内子天神紙の市とは

私たちの生活に欠かせない、紙。


デジタル化が進んでも、紙にはさまざまな役割があり、魅力を感じる人は多いはずです。


内子町は豊かな小田川の水に恵まれ、ここ五十崎・天神地区を中心に、紙漉きの盛んな地域でした。


会場となる天神産紙工場は、最盛期には日本一と言われるほどの質と量を誇り、今も稼働し続けています。

紙=和紙ではなくなった今も、手漉き和紙が作られ続けることには、それだけの理由があります。


それは、使って初めてわかるもの。


だからこのイベントでは、まさに紙の生まれる場所で、使い方のヒントを見つけてほしいのです。


当日は、県内で活躍するクリエイターもそのお手伝いをさせてもらいます。


そして本は、紙から広がる世界。


一ページずつ、紙の感触とともに新たな世界を知り、自分にとっての豊かさを考えるツールであり、他者とコミュニケーションをとるためのツールでもあります。


その日で終わりではなく、お越し頂いた皆さんそれぞれが、紙や本から何かを受け取り、その後の暮らしに生かしていってもらえたらうれしいです。


スマホの画面からちょっと離れて、自分の手で触って、使って、日々の新たな豊かさを探してみませんか?